面接でこれだけは言ってはいけない3つのこと
転職活動をする際、面接時に「何故、前職を辞めたのか?」という質問
をまずされます。
しかし、ここで答え方には十分注意しなければいけません。
場合によっては面接官に悪印象を知らず知らずに与えてしまうことがあります。
受け答えはしっかりして、きっちり志望動機も伝えたにもかかわらず、前職の
退職理由の答え方がまずく不採用になった例も多くあります。
前職をやめた理由に関する3つのこと
1.「人間関係が原因で辞めた」はまずい
人間関係というのは個人の感情の問題ですので、退職理由が「人間関係
による退職」というだけでは面接官にこの会社でもまた同じになるので
は、という不信感を与えます。
2.「体調不良による退職」はまずい
「体調不良による退職」というと「まだ治っていないのではないか、
また再発したらどうするのか?」と思われ、不安がられるばかりです。
「今は完治していて問題ない」という事をきちんと伝えるためにも、できれば
病気したのであれば医者の診断書を持参しましょう。
ここで大事なことは退職の理由の内容も大切ですが、面接官はその理由を話し
ているあなたの表情もチェックします。暗い表情と明るい表情では印象が大きく
違います。
3.「職歴に短い期間しか務めなかった会社がある」ことを隠すとまずい
在職期間が短くても、正直に話をしましょう。その場で聞かれなくても入社後判
明した場合不審感を抱かれる可能性があります。
職歴について記入してない部分があるのであれば、それだけで不審がられてしま
います。さらにその無職(と思われる)の期間が長いほど必ず面接で確認はされ
ます。
履歴書に記載しない場合は、職務経歴を説明するときに「アルバイトの範囲で
あったため記載しなかった」などのように面接時に簡潔に説明するようにしまし
ょう。
過去の職歴を偽ることはできませんが、退職したいと思ったきっかけは、今の気
持ちが前向きであれば、面接官はそれほど問題にはしません。筆者の20年間の採
用担当としての経験からそのように言えます。
退職する際に検討した今後のビジョンや、将来の夢をはっきりと述べ、目標を実
現するために転職を決意した、というように退職理由を熱く、しかし冷静に語る
人には面接官は納得せざるを得ないはずです。
転職先の目途がついたらいつまでもだらだらしないこと
「何ヶ月後に退職」など、大まかな退職の目途が付いたのなら、転職の全体スケ ジュールを組んで、早めに動きはじめること。その日その日の仕事に流されてしま
うと時のたつのは早いものです。のんびりかまえるのは危険です。
採用選考に時間がかかることもありますし、場合によっては不採用になり失業状
態に陥る可能性も考えられるので要注意です。
皆さんのご検討を祈ります。